自賠責保険と任意保険の加入は義務?

自動車を所有している人は、保険への加入が必要になります。自動車を所有している時に関係する保険は自賠責保険と任意保険の2種類があり、これらの保険はどちらもトラブルを起こした際の補償を行ってくれるという共通の内容になっているのですが、その補償範囲や補償される費用、加入方法や加入の義務などに大きな違いがあります。トラブルの程度によっては保険で賠償を行ったとしても不足してしまい、私財で賠償を行わなければいけなくなるケースもあります。どちらも加入しておくことが安心ではありますが、まだまだどちらも100%の加入率となっていないのが現状です。2つの保険のそれぞれの違いをきちんと理解しておくことで、万が一トラブルを起こしてしまった場合に備えておくことが大切です。

自賠責保険は必ず加入しなければいけない「強制保険」

自賠責保険は別名「強制保険」とも呼ばれている、自動車を所有している人は必ず加入しなければいけない保険です。万が一、トラブルを起こしてしまった際に、被害者に対する最低限の補償を行うことを目的としているもので、未加入の場合には車検を通すことができませんので公道でその車を走らせることは出来ません。必ず加入しなければいけませんので、未加入の場合には1年以下の懲役または50万円以下の罰金と、違反点数6点(免許停止処分)という厳しい処分が課せられます。被害者の保護を目的としていますが障害や死亡時の補償が少ないことと、加害者側の怪我や車両、建物やガードレールなどの破損を起こしてしまった場合の補償は行われないのが特徴となっていますので、自分の車の破損や怪我の治療費は賄われることはありません。保険料や補償内容はどの保険会社も一律となっています。

任意保険は加入しないこともできるけれど

任意保険はその名前の通り任意で加入することができる保険です。現在、加入率は82%前後だと言われています。これだけ高い加入率がある理由は、トラブルの際の補償が充実しているという点です。トラブルを起こした際、支払いの上限が定められている自賠責保険とは違い「対人・対物無制限」のように、上限なく支払いを行ってくれるため、賠償金が高額になっても安心できるという特徴があります。また、加入しているプランによってはトラブルを起こした際の加害者となってしまった場合でも、怪我で入院してしまったり、破損した車の補償も行えます。トラブルを起こした際にも私財を使わなくて済むという安心感があります。ただしトラブルを起こした際に手厚い保証を受けたいという場合には保険料が高額になってしまいますので、本当に必要な保証なのか同課の見極めが大切になります。